Hedonism

※個人の主観です

モヤモヤや葛藤は、今は正直ありません。

嵐を辞めたかった。

NHKハワイ特番の予告で、そう発言する智が流れていた。
大野さんといえば、嵐結成前から事務所を辞めたいとたびたび社長に申し出ていたし、嵐に入ってからしばらくは、どうやって逃げ出そうか考えていた、なんて話はよく知られたものである。
だから、この予告も、きっとデビュー当時の話を掘り返すんだろう、そんな風に思っていた。

だが、智の口からは思いもよらぬ真実が語られたのである。

2006年くらいから正直やめようと思った。長期休暇を取り、海外を放浪する…といった、この仕事をしていたらできないことに興味を持ち始めてしまったのだという。単純に、自由になりたい。その気持ちのまま一緒にいれないと思い、すごく葛藤していた、ずっと。
その気持ちが落ち着いたのが、10周年のとき、だと。尋常じゃなく祝っていただき、そこで我に返った、と。

メンバーも驚きの告白。

2006~2009年、ということは、3年間、か…けっこうな長さだぞ。
そのとき嵐はニノのハリウッドや潤くんの花男、アジアツアーにドーム公演→国立→二度目のアジアツアー、そして智個人としても個展や初主演ドラマ…と、まさに、今の国民的と言われるところまで駆け上っていた時期で。智のブレイクが嵐を国民的地位まで押し上げたと私は思っていて。その時期に、そんな迷いがあったとは。

智がハワイのコンサートの挨拶で言っていた「もやもや」、デビュー当時に抱えていた不安のことだとばかり思っていたけど、この2006年からのことも含まれていたんだな…。

波は人それぞれで、外から見たらいい波に乗っているように感じられても本人にとっては必ずしもそうとは限らない。でも智はその波から逃げずにとどまっていてくれて、だからこうして今も嵐は5人でいる。ファンがすっごくすっごく増えて、たくさんテレビや雑誌やCMに出て、紅白の司会や観光庁のPRなど公務も堂々とこなしている。たくさんの人に愛されるグループになった。

15周年記念のハワイコンサートで、「もうもやもやや葛藤は今はない」って、目に涙を溜めながらも、晴れ晴れとした表情で堂々と宣言した。
「この気持ちを抱えたまま一緒にいられない」と迷っていた智が、「これからもずっと一緒にいよう」と言う。これってすごいことだと思う。もし智がその道を選んでいたら、この未来はなかったから。
智がいてくれてよかった。

そんな大野智のこの1年。
シングルでは初となるBittersweetの振付。
死神くんの主演。
そしてZero-Gの振付。デジタリアンのコンサートも数曲振り付けたという。
相変わらず大活躍だ。

振付について智は、自分のソロ曲のときとは明らかに違う姿勢で向き合っているようすが彼の発言からも伺える。
カメラで撮ったときに、どう映るかということを意識して作るという。Zero-GのMV撮影では積極的に撮り方や構成に意見をあげていた。

こうやって嵐のクリエイティブな部分に積極的に智が関わっていくようになったことで、より嵐というグループの「個性」が際立つと思う。智は、「これからは何か面白いことをやれたら」と言っている。その言葉にワクワクしている。

34歳を迎える智。
まだ踊れる。自信あると言った。
ハワイではバック転を披露した。
まだまだまだまだ魅せてくれそうだ。
楽しみです。

大野智さん、34歳のお誕生日おめでとうございます。